【陸上トラック】 30m, 50m, 60m, 150mはココ! 陸上競技場の練習の目印

運動

【陸上トラック】
30m, 50m, 60m, 150mはココ!
陸上競技場の練習の目印

「いつもの30mダッシュ、本当に正確な距離で走れていますか?」

陸上競技場のトラックに引かれた色とりどりの線。実はあれ、ただの飾りではありません。ワールドアスレティックス(WA)や日本陸上競技連盟(JAAF)が定めた、世界共通の精密な「言語」なのです。

この記事を読めば、あなたもその言語をマスターできます。ハードルやリレーゾーンの「隠れた公式マーク」を利用して、30m、50m、60m、さらには150mといった練習でよく使う距離を、誰でも・いつでも・正確に見つけ出す方法を解説します。

✅この記事でわかること

  • トラックのカラフルな線の本当の意味(色と形でわかる!)
  • 30m地点をミリ単位で特定する完璧な方法
  • 50m・60m地点を見つける、最も手軽で実用的な目印
  • 公式マークがない150m地点を正確に測るプロの技
  • 安全に練習するためのマーキングのルールとマナー

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トラックの線を読み解く!マーキングの基本原則

まず、目印探しの前に、トラックに描かれた線やマークの基本的な意味を知っておきましょう。これを知るだけで、トラックが立体的に見えてきます。

色が示す競技種目

🟦 青色 (Blue)
主に男子110mハードルのハードル位置を示します。
🟨 黄色 (Yellow)
主に女子100mハードルのハードル位置や、4x100mリレーのテイクオーバーゾーンを示します。
🟩 緑色 (Green)
主に400mハードルのハードル位置や、ブレイクラインに使われます。
⬜ 白色 (White)
すべてのスタートラインとフィニッシュラインの基本色です。

形が示す意味

  • レーンを横切る実線: スタートやフィニッシュなどの重要な境界線です。
  • レーン両脇の小さな長方形: これが今回の鍵!$5\text{cm} \times 10\text{cm}$のこのマークは、各ハードルの正確な設置位置を示しています。
  • フック(鉤型)付きのライン: リレー競技でバトンパスを行う「テイクオーバーゾーン」の境界を示します。

【距離別】“隠れ公式マーク”の見つけ方完全マップ

それでは、いよいよ本題です。あなたが知りたい距離の目印を、今解説した「色」と「形」をヒントに見つけ出しましょう。

🥇30m地点:2つの公式マークが奇跡的に一致する「完璧な場所」

30m地点は、驚くほど正確に、そして簡単に見つけることができます。

最も確実な目印:女子100mHの3台目のハードル位置

女子100mハードルでは、スタートから3台目のハードルまでがちょうど30.00mになるよう設計されています

計算式: 1台目(13.00m) + 2台目(8.50m) + 3台目(8.50m) = 30.00m

探し方: あなたのレーンの両脇にある「黄色の小さな長方形(🟨)」を探してください。スタートから3番目にあるこのマークが、正確な30m地点です。

START
13.00m
8.50m
8.50m
📍ココが30m!

もう一つのヒント:4x100mリレーのテイクオーバーゾーン

2018年のルール改正で、4x100mリレーのバトンパス区間は30mに拡大されました。ホームストレートの中間あたりにある、黄色いフック付きのライン(🟨)で区切られたゾーンの始点から終点までが、そのまま30m区間を示しています。

🎯50m地点:男子110mHのマークが「ほぼ50m」の目印

50m走の白いスタートラインが引かれていればそれが一番ですが、ない場合がほとんどです。そんな時は、男子ハードルのマークを使いましょう。

実用的な目印:男子110mHの5台目のハードル位置

男子110mハードルの5台目のハードルを置く位置は、スタートから50.28m地点です

計算式: 1台目(13.72m) + (インターバル9.14m × 4) = 50.28m

探し方: レーンの両脇にある「青色の小さな長方形(🟦)」を探しましょう。スタートから5番目にあるこのマークが、50m地点の極めて優れた目印となります。誤差はわずか28cmで、全力疾走中の練習では実質的に50mと見なせます。

🎯60m地点:これも男子110mHのマークでOK

60mも同様に、男子ハードルのマークがあなたのコンパスになります。

実用的な目印:男子110mHの6台目のハードル位置

男子110mハードルの6台目のハードル位置は、スタートから59.42m地点になります

計算式: 1台目(13.72m) + (インターバル9.14m × 5) = 59.42m

探し方: 50m地点で使った「青色の小さな長方形(🟦)」の、次の6番目のマークです。60mに対して58cm手前ですが、これもスプリント練習の目印として非常に実用的です。

男子110mHのマーク(青🟦)を利用した50m/60m地点

START
5台目
ほぼ50m
(50.28m)
6台目
ほぼ60m
(59.42m)

豆知識:なぜハードルの距離は中途半端なの?

110mハードルのインターバルが9.14mという半端な数字なのは、この競技がイギリス発祥の120ヤードハードルを起源とするためです。インターバルの10ヤードが、メートル法に換算されて9.14mとなったのです。トラックの数字には、ヤード・ポンド法からメートル法への移行という歴史が刻まれています。

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まとめ:距離別“隠れ公式マーク”早見ガイド

今日のポイントを、トラックサイドでいつでも確認できる早見表にまとめました。

探したい距離 最も分かりやすい目印 探し方のヒント 備考
30m 女子100mHの3台目 レーン両脇の黄色の長方形(🟨)の3番目 スタートから正確に30.00m。これ以上ない完璧な目印です。
50m 男子110mHの5台目 レーン両脇の青色の長方形(🟦)の5番目 スタートから50.28m地点。練習には十分すぎるほど正確な近似値です。
60m 男子110mHの6台目 レーン両脇の青色の長方形(🟦)の6番目 スタートから59.42m地点。60m走の練習に最適な実用的目印です。
150m なし(非公式距離) 100mや200mのスタートラインを基準に50mを測る 巻尺での計測が最も正確。一時的なテープ等で目印を設置できます。

専門家からの提言:安全とマナーを守って練習しよう

最後に、本情報を活用する上で非常に重要な注意点です。

競技場ごとの違いを認識する

このガイドはWAとJAAFの標準規定に基づいています。しかし、競技場の舗装が青色(ブルータータン)の場合、青いマークが赤色に変わるなど、一部ルールが異なることがあります。不明な点は、必ず競技場の管理者に確認してください。

今日からあなたも陸上トラックの達人です。
これらの知識を使って、日々の練習をより正確で、効果的で、そして楽しいものにしてください!

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