なぜ銀行の貸付は営業CF?金融C/Fの謎と複合企業の「事業分離」手法

株式投資メモ
  1. なぜ銀行の「貸付」は「投資」じゃない? 金融C/Fの謎と「事業分離」の分析手法を徹底解剖
      1. 記事の概要
  2. 【基礎】なぜP/Lだけではダメなのか? C/Fの基本
    1. 一般事業会社の3分類
  3. 【核心】すべての謎を解く鍵:「主要な収益獲得活動」
    1. 金融機関のビジネスモデル:「カネ=商品」
  4. 【本論:銀行】「カネ=商品」のアナロジーで解剖する
    1. 銀行の「貸付金」 = 一般企業の「売掛金」
      1. 【アナロジーによる理解】
    2. 銀行の「預金」 = 一般企業の「買掛金」
      1. 【アナロジーによる理解】
  5. 【本論:証券】「有価証券=棚卸資産」のアナロジー
    1. 信用取引貸付金・顧客預り金
    2. トレーディング目的の有価証券
      1. 【アナロジーによる理解】
  6. 【応用編】金融事業を「取り除いて」見る方法
    1. なぜ「金融」を取り除く必要があるのか?
    2. 例:複合企業(金融以外 & 金融 の事業をもつ)のC/Fを分離する
      1. 1. 連結営業キャッシュフロー(調整前)の計算
      2. 2. 金融業を取り除いた営業CF(調整後)の計算
      3. 3. 結論:本業の実力
  7. 「銀行のOCFは、使えない?」— 理論と実務の壁
    1. 批判(1):巨額の相殺(ネッティング)問題
    2. 批判(2):非現金(Non-Cash)取引の問題
    3. 【結論】C/Fの代わりに「本当に見ている指標」
    4. 私たちが金融機関・複合企業のC/Fと向き合う方法
  8. たび友|サイトマップ

なぜ銀行の「貸付」は「投資」じゃない? 金融C/Fの謎と「事業分離」の分析手法を徹底解剖

「株式投資のためにA社のC/F(キャッシュ・フロー計算書)を見たら、営業CFが真っ赤。本業は好調なはずなのに、なぜ?」

その会社、「金融事業」を持っていませんか?


株式投資や会計の勉強を始めると、多くの人が「C/F」の分析にたどり着きます。製造業や小売業など、一般の事業会社であれば「本業の儲け(営業CF)」「将来への投資(投資CF)」「資金調達(財務CF)」という3分類は、直感的に理解できるでしょう。

しかし、その「常識」が、銀行や証券会社といった金融機関のC/F、あるいは金融事業を持つ複合企業のC/Fを見た瞬間に、音を立てて崩れ去ります。

一般企業
貸付
余剰資金でリターンを得る
「投資活動」
金融機関
貸付
主要な収益獲得活動
「営業活動」

「なぜ? 貸付こそ最大の投資じゃないか!」 「銀行の『預金』は、一般企業の『借入(財務CF)』と同じでは? なぜこれも『営業活動』なんだ?」

この「ねじれ」は、会計の「間違い」でも「例外」でもありません。 本記事では、この金融機関特有のC/F分類の謎について 、初歩から応用まで、徹底的に解剖します。

さらに、「製造業+金融業」のような複合企業のC/Fから、いかにして金融事業のノイズを取り除き、「本業の真のキャッシュ創出力」を見抜くか、その応用テクニックまでを、具体的な計算例とともに解説します。

記事の概要

  • 【基礎】なぜC/Fが必要か?: P/L(損益計算書)の限界と、一般事業会社のC/F(3区分)の基本をおさらいします。
  • 【核心】すべての謎を解く鍵: 「分類」を決定づける国際会計基準(IAS 7)のたった一つの「原則」を解説します。
  • 【本論:銀行】「カネ=商品」という視点: なぜ銀行の「貸付金」「預金」が営業CFなのかを、「売掛金」「買掛金」という驚くほど分かりやすいアナロジーで解き明かします。
  • 【本論:証券】「有価証券=棚卸資産」?: 証券会社特有の「トレーディング有価証券」や「預り金」の分類を解説します。
  • 【応用編】金融事業を「取り除いて」見る方法: 複合企業のC/Fから金融事業の影響を分離し、本業の実力を見抜く実践的テクニックを、計算例つきで解説します。
  • 「このC/F、使えない場合もある?」: 会計理論上は「正しい」分類が、なぜ「流動性分析に使えない」と批判される時があるのか。C/Fの代わりに「本当に見ている指標」にまで踏み込みます。

【基礎】なぜP/Lだけではダメなのか? C/Fの基本

まず、なぜ私たちはC/Fを見る必要があるのでしょうか。

企業の成績表として有名な「損益計算書(P/L)」は、企業の収益性を示します 。しかし、P/Lは「発生主義」というルールで作成されており、実際に現金が入金されたかや、支払ったかとはズレが生じます 。

極端な例が「黒字倒産」です。P/L上は利益(黒字)が出ていても、売掛金の回収が滞り、手元の現金が尽きて支払いができなくなれば、企業は倒産してしまいます 。

そこで、実際の「現金(キャッシュ)の出入り」だけを追跡し、企業の「支払い能力(資金繰り)」を正確に把握するために「キャッシュ・フロー計算書(C/F)」が不可欠なのです 。

一般事業会社の3分類

一般事業会社(製造業など)のC/Fは、現金の出入りを以下の3つに分類します 。

  • 営業活動によるCF (OCF):

    本業(商品の販売・仕入、経費の支払い)での現金の増減 。

    (例:商品販売収入[+]、仕入支出[-], 人件費支払[-] )

  • 投資活動によるCF (ICF):

    将来の収益のための活動。固定資産や有価証券の取得・売却 。

    (例:工場建設[-], 他社株購入[-], 貸付実行[-] )

  • 財務活動によるCF (FCF):

    資金調達と株主還元。借入や返済、配当など 。

    (例:銀行借入[+], 社債発行[+], 借入返済[-], 配当支払[-] )

この分類の前提には、「カネ(資金)は、本業(モノ・サービス)を遂行するための『手段』である」という暗黙の前提があります 。

【核心】すべての謎を解く鍵:「主要な収益獲得活動」

さて、本題です。なぜ金融機関のC/Fは、この「常識」とズレる(=ねじれる)のでしょうか 。

その答えは、C/Fの分類を定義する国際会計基準(IAS)第7号が採用する「原則主義」にあります 。

IAS 7の「営業活動」の定義

IAS 7は、「営業活動」をこう定義しています。

“Operating activities are the principal revenue-producing activities of the entity…”
(日本語訳:営業活動とは、企業の主要な収益獲得活動、および投資活動でも財務活動でもないその他の活動をいう。)

これがすべてを解く鍵です。 この定義が意味するのは、「ある取引がC/Fのどこに分類されるかは、勘定科目(例:貸付金)で固定ではなく、その企業のビジネスモデル(=何で儲けているか)の実態によって変動する」ということです 。

金融機関のビジネスモデル:「カネ=商品」

では、銀行や証券会社の「主要な収益獲得活動」とは何でしょうか?

一般事業会社
モノ・サービス
売って儲ける
「カネ」は活動の手段
金融機関
カネ(及び金融商品)
仕入れ、売って儲ける
「カネ」は「製品」であり「原材料」

このビジネスモデルの本質的な違いに、IAS 7の原則(営業活動=主要な収益獲得活動)を当てはめると、分類は自ずと決まります。

論理的帰結:
銀行にとって「預金を集め、貸付を行うこと」は、まさに「主要な収益獲得活動」である。したがって、それらは「営業活動」である。

【本論:銀行】「カネ=商品」のアナロジーで解剖する

この原則を銀行事業に適用してみましょう。銀行のビジネスモデルは「資金の仲介」、すなわち「預金(原材料)を仕入れ、貸付(製品)として販売し、利ザヤで儲ける」ことです 。

銀行の「貸付金」 = 一般企業の「売掛金」

一般企業にとって「貸付」は、余剰資金の「投資(ICF)」です 。 しかし、銀行にとって「貸付」は、「製品(カネ)」を顧客に提供する「販売活動」そのものです 。

P/L(損益計算書)を見ても、貸付から生じる「受取利息」は、「営業外収益」ではなく、銀行の本業の売上である「営業収益(経常収益)」の根幹です 。

P/Lで主要な営業収益を生む活動は、C/Fでも「営業活動」に分類するのが整合的です 。

銀行の 貸付金
製造業の 売掛金

【アナロジーによる理解】

銀行の「貸付金」 = 製造業の「売掛金」

したがって、銀行のC/Fではこうなります。

  • 貸付金の実行(流出) = 製品の販売(ツケ払い) = 営業CF(マイナス)
  • 貸付金の回収(流入) = 売掛金の回収 = 営業CF(プラス)

銀行の「預金」 = 一般企業の「買掛金」

一般企業が銀行から「借入」をするのは、事業を支える「資金調達(財務CF)」です 。 しかし、銀行が顧客から「預金」を集めるのは、自社の資金調達(FCFのロジック)という側面よりも、「貸付(製品)」の源泉となる「原材料(カネ)」を「仕入れる活動」そのものです 。

P/L上も、預金者に支払う「支払利息」は、「営業外費用」ではなく、銀行の「営業費用(経常費用)」、すなわち「原価」の主要な構成要素です 。

銀行の 預金
製造業の 買掛金(仕入債務)

【アナロジーによる理解】

銀行の「預金」 = 製造業の「買掛金」(仕入債務)

したがって、銀行のC/Fではこうなります。

  • 預金の受入(流入) = 原材料の仕入(ツケ払い) = 営業CF(プラス)
  • 預金の払出(流出) = 買掛金の返済 = 営業CF(マイナス)

このように、「貸付金・預金 = 銀行の運転資本(営業資産・負債)」とみなす視点こそが、これらが営業活動に分類される会計理論上の本質です 。

【本論:証券】「有価証券=棚卸資産」のアナロジー

この「主要な収益獲得活動」の原則は、証券事業にも同様に適用されます 。

信用取引貸付金・顧客預り金

銀行のアナロジーで理解できます。

  • 信用取引貸付金:

    顧客の株式売買(本業)を促進するために不可欠な活動であり、そこから得られる「受取利息」は「主要な収益源」です 。よって「営業CF」に分類されます 。

  • 顧客預り金・証拠金:

    銀行の預金とは法律上の性質(分別管理義務)は異なりますが 、会計C/F上のロジックは同じです。これらは証券会社の「仲介(ブローカレッジ)」という「主要な収益獲得活動」と不可分な「営業負債」です 。よって「営業CF」に分類されます 。

トレーディング目的の有価証券

ここが証券事業の最大の特徴です。 一般企業が有価証券を売買すれば、それは「余剰資金の運用」であり、当然「投資CF」です 。

しかし、証券会社(特にディーリング部門)にとって、有価証券の売買(トレーディング)は「主要な収益獲得活動」そのものです 。

【アナロジーによる理解】

証券会社の「売買目的有価証券」 = 製造業の「棚卸資産(商品・製品)」

したがって、証券会社のC/Fではこうなります。

  • 有価証券の取得(流出) = 商品の仕入 = 営業CF(マイナス)
  • 有価証券の売却(流入) = 商品の販売 = 営業CF(プラス)
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【応用編】金融事業を「取り除いて」見る方法

さて、ここまでの理論(銀行・証券のC/F)が、一般企業の分析にどう関係するのでしょうか?

それは、インターネットサービスや商社、製造業など、「本業(非金融)」と「金融事業(リース、ローン、銀行等)」を両方持つ複合企業を分析する際に、極めて重要になります。

なぜ「金融」を取り除く必要があるのか?

連結C/Fでは、これらすべての活動が「合算」されてしまいます。 ここで、先ほどの銀行のロジックを思い出してください。

貸付金の実行(流出) = 営業CF(マイナス)

もし、複合企業の金融事業が「絶好調」で、どんどん顧客にローン(貸付)を増やしていたら、どうなるでしょう?

金融事業が好調(=貸付が増加)
会計上、「営業CFのマイナス」が巨額に発生
本業(非金融)が
営業CF(プラス)を稼ぐ
結果:連結C/Fの「営業CF」が、実態より悪く(あるいはマイナスに)見えてしまう。

これこそが、多くの投資家が陥る「罠」です。本業のキャッシュ創出力を見誤ってしまうのです。

例:複合企業(金融以外 & 金融 の事業をもつ)のC/Fを分離する

ここで、ITサービスや製造など(金融以外)と金融(銀行・証券)を併せ持つ、大手複合企業のC/F(あくまで例です)を、この「分離」の計算をしてみましょう。(単位:百万円)

1. 連結営業キャッシュフロー(調整前)の計算

これは、C/F計算書に記載されている項目をそのまま合計した、数値の例です。

税引前四半期純損失(△): -57,537
減価償却費及び償却費: +238,004
営業債権の増減額(△は増加): +14,020
たな卸資産の増減額(△は増加): -12,414
(金融)銀行事業の預金の増減額: +564,259
(金融)銀行事業の貸付金の増減額: -474,125
(金融)証券事業の預り金の増減額: +243,115
(金融)証券事業の金融資産の増減額: -451,110
その他: +373,790
法人所得税等の支払額: -73,621
営業活動によるキャッシュ・フロー合計: -81,241

【分析】 営業CFは「-812億円」の赤字です。これだけ見ると「この会社は本業でキャッシュを稼げていない」と誤解してしまいます。

2. 金融業を取り除いた営業CF(調整後)の計算

次に、C/Fの項目から、明らかに「銀行事業」「証券事業」と記載されている項目を意図的に除外し、非金融事業(ITサービス等)のキャッシュ創出力(推定値)を計算します。

税引前四半期純損失(△): -57,537
減価償却費及び償却費: +238,004
営業債権の増減額(△は増加): +14,020
たな卸資産の増減額(△は増加): -12,414
(→ 金融事業の項目をすべて除外)
その他: +373,790
法人所得税等の支払額: -73,621
金融業を除いた営業キャッシュ・フロー(推定): +448,259

3. 結論:本業の実力

連結C/F全体: -81,241 百万円(赤字)
金融業を除いた推定C/F: +448,259 百万円(黒字)

この計算結果から、「この企業は、金融事業が(貸付・投資を増やして)成長しているため、連結C/F上はマイナスに見える」が、「ITサービスや製造などの非金融事業の実力としては、約4,482億円もの営業キャッシュフローを稼ぎ出している」と推定することができます。
注意点: これはあくまでC/Fの項目から再計算した「推定値」です。なぜなら、スタート地点の「税引前純損失(-57,537)」や「その他(+373,790)」の項目には、金融事業のP/L(受取利息など)や調整がすでに含まれているため、完璧に分離することはできないからです。正確に判断するためにはより詳細に計算する必要があります。

このように、複合企業を分析する際は、連結C/Fのトップラインの数字に惑わされず、金融事業の影響を分離して評価することが不可欠です。

「銀行のOCFは、使えない?」— 理論と実務の壁

ここまでの解説で、「なぜ」金融機関のC/Fが特殊なのか、そして「どう」複合企業のC/Fを分析すべきか、ご理解いただけたと思います。

しかし、話はここで終わりません。 この「正しい」はずの銀行C/F(特に営業CF)に対して、「流動性分析に(ほぼ)使えない」「OCFの数字は意味をなさない」といった、批判が存在するしていたりします 。

「え!? じゃあ今までの説明は無駄だったの?」 いいえ、そうではありません。なぜ「理論上正しい」ものが「実務上使えない」のか、その理由を知ることにこそ、分析の第一歩があります 。

批判(1):巨額の相殺(ネッティング)問題

銀行の営業CFは、日々兆単位の「預金受入(+)」と「預金払出(-)」、「貸付実行(-)」と「貸付回収(+)」が内部で発生しています 。

C/Fに表示されるOCFの期末残高(例:+1兆円)は、これらの巨大なキャッシュの回転(グロス・フロー)をすべて相殺(ネット)した結果に過ぎません。

その背後に「+100兆円の流入と、-99兆円の流出」があるのか、「+10兆円の流入と、-9兆円の流出」があるのか、C/Fの数字からでは全く読めません。これは、銀行の期中の「真の資金繰り(流動性リスク)」を隠蔽してしまうことを意味します 。

批判(2):非現金(Non-Cash)取引の問題

C/Fは「現金(Cash)」の動きを追うものです。 しかし、銀行の「貸付の実行」の多くは、顧客に「現金(紙幣)」を手渡すわけではありません。 多くの場合、「顧客の口座(預金)に振り込む(=預金負債を増やす)」という仕訳(非資金取引)で完了します 。

C/Fは、原理的にこれらの「非現金取引」を捉えきれないため、銀行の資金創出のダイナミズムを正確に反映できない、という限界があります 。

【結論】C/Fの代わりに「本当に見ている指標」

上記の限界から、銀行の「流動性(資金繰り)リスク」を分析する際、C/Fを主要なツールとしては使用していません 。

C/Fの代わりに信頼している「分析ツール」。 それは、バーゼル銀行監督委員会(BCBS)が定めた、国際的な金融プルーデンス(健全性)規制に基づく開示資料(バーゼルIII)です 。(あくまでも一例です。)

具体的には、以下の2つの規制指標が、C/Fよりも遥かに厳密に銀行の流動性リスクを測定します 。

LCR(流動性カバレッジ比率) Liquidity Coverage Ratio
短期(30日間)の深刻な金融ストレス(預金が大量に流出するなど)に耐えられる「質の高い流動資産(国債など)」をどれだけ保有しているか、を示す指標 。
NSFR(安定調達比率) Net Stable Funding Ratio
長期(1年間)の視点で、貸付などの(長期的な)資産を、どれだけ「安定的な負債(長期預金や自己資本など)」で賄っているか、を示す指標 。

私たちが金融機関・複合企業のC/Fと向き合う方法

金融機関のC/Fは、会計原則(IAS 7)とビジネスモデル(カネ=商品)の論理的帰結です 。

金融機関や複合企業のC/Fを「正しく読む」ための本質的な視点とは、以下のステップに集約されます。

  • 「なぜ?」を知る: なぜ営業CFに分類されるのか、その「会計理論(アナロジー)」を理解する 。
  • 「分離」する: 複合企業の場合、C/Fから金融事業の運転資本(貸付増減など)の影響を「逆算」して取り除き、「本業の」営業CFを見積もる。
  • 「限界」を知る: 銀行C/Fの数字(特にOCF)は、それ自体が流動性リスクを示さない「理論上の産物」であるという「限界」を認識する 。
  • 「併用」する: 真の流動性リスク分析のためには、C/Fを補完する情報として、LCRやNSFRといった健全性規制指標を併用することが不可欠である 。

この「理論上の正しさ」「分析上の調整テクニック」「実務上の有用性のギャップ」をすべて理解することこそが、金融機関や複合企業の財務諸表分析における、最も重要な一歩なのです。

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